■化学療法とは?
皮膚ヒフ癌(がん)の化学療法は化学物質(抗ガン剤(抗癌剤))を用いて癌細胞(ガン細胞)の分裂を抑え、癌細胞(ガン細胞)を破壊する治療法です。化学療法とは20世紀初頭に近代治療学の天才といわれるドイツのエールリッヒ博士がはじめて使った言葉といわれています。
抗がん剤(抗癌剤)は皮膚ヒフの静脈に注射するか、内服すると血液中に入り、全身の隅々まで運ばれて体内に潜む癌細胞(ガン細胞)を攻撃し、破壊します。全身のどこに癌細胞(がん細胞)があってもそれを全滅させる力を持っているので、全身的な治療に効果があります。
癌(ガン)は全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、しだいに全身に広がって(転移)いき、全身的な病気となってしまいます。
三大療法と呼ばれるがん治療(癌治療)のうち、外科療法と放射線療法は局所的な癌(ガン)の治療には非常に強力なのですが、全身病を治すということからすると化学療法は最適ながん治療法(癌治療法)です。
化学療法の効果のほどは、現段階では皮膚ヒフ癌(ガン)の性質や病期によって異なります。たとえば急性骨髄性白血病・悪性リンパ腫・小児悪性腫瘍などは効果が非常に高く、乳癌・卵巣癌・肺小細胞癌などでは症状の緩和が期待できます。
しかし甲状腺癌・大腸癌・腎臓癌・肝臓癌・膵臓癌などは化学療法単独ではあまり効果を期待する事が出来ません。こういった場合には化学療法と外科療法や放射線療法などを組み合わせて治療を行う「集学的治療」が適しています。

