ヒトの皮膚は表皮とその下の真皮の部分に分けられます。転んで膝を擦りむいた程度の表皮の傷なら回復は早いのですが、真皮の傷はなかなか治りません。これは真皮に血管、毛根、汗腺など様々な器官が含まれているためです。従来、やけどやヒフ病で真皮が広範囲に傷ついた場合には、近親者を移植する、患者の周囲を引き伸ばして埋めるなどの処置が施されていました。
しかし、これらの方法では治療に時間がかかる、定着しないことがある、感染症にかかるおそれがあるなど、問題点も多かったのです。
皮膚を人工的に作るといっても、できるのは真皮の構造をもつシート状のものです。
まず、ヒトの細胞から繊維芽細胞と呼ばれる、細胞間を埋めるはたらきをするものを分離します。それを大量に培養し、コラーゲンを結合させるのです。こうしてできた培養真皮を使えば、上にあげた問題も大きく改善されます。ヒトは下部からどんどん新しくなっていき、押し上げられた古いのは垢となってはがれていくので、第三者の細胞から作られた培養真皮を使っても、最終的にはすべて患者自身の細胞に置き換わるので、これも問題ありません。
これまでの人工ヒフは、ただコラーゲンをつなげただけのものだったので汗をかく、毛が生えてくるといったことはありませんでした。しかし、すでに再生医療がビジネスになり、最先端の研究が行われているアメリカでは、頭部の傷にも使えるように毛の生えてくる培養真皮などの開発もすすめられているようです。[PR]バストアップ マッサージ,ヒップホップアブス
